トップ
REITのPOとIPO
  
この9月からはグローバル・ワン不動産投資法人の増資と合わせると、既に1,000億円以上を市場から調達していますが、ニューシティ・レジデンス投資法人の新規上場を加えると、1,500億円に迫る勢いです。
これだけの規模の資金調達が続く中での新規上場が吉と出るかどうかは、未だ分りませんが、日本レジデンシャル投資法人とユナイテッドアーバン投資法人の増資の勢いを乗るというタイミングは悪くはなさそうです。
従来は、レジデンシャル系というやや市場評価の低いセクター銘柄だという面も、先行した2銘柄のロードショーによって大口投資家の許容度が高まったと考えられますので、プラスに働きそうです。
一方、一般投資家にとっては50棟も保有しているニューシティ・レジデンス投資法人の内容を見るのは至難の技でもあるので、これだけイベントが続くと、ますます比較情報の必要性が高まります。
特に、レジデンシャル系の場合は、机上の分析だけでは実態が見え難いですから、個々の物件の評価を踏まえた総合的な見方も必要です。
来年も新たな銘柄が上場すると予想されますが、既に14銘柄に達しているJREITでは充分比較可能になっていますので、比較情報をどのように投資家判断に供するかという課題の重要性が高まると考えられます。
<< 戻る