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2003. 3.13 Up Dated.
−新しいオフィス形態の出現−    

IT関連付加価値サービス
◇共用サーバの設置
テナントが利用できる共用サーバを設置し、データ一時待避として利用できるようにしたり、重要度の低いデータの保管場所として提供します。
◇ファイヤーウォールの設置
ウィルス対策、ハッカー対策としてビルで一括してファイヤウォールを設置してくれれば、テナントの負担が軽くなります。
◇非常電源設備
テナントが保有するサーバには、個別に非常電源を備えますが、これをビル全体で装備し、専用コンセントで供給してくれれば、テナントはバッテリーの設置場所に苦労することもありません。
◇ハードディスクコピーサービス
パソコンにいろいろなソフトをインストールするのは時間の掛かる作業ですが、ハードコピー器を利用すると短時間で終了します。ところが、このような器具を所有しているテナントは少ないですし、頻繁な利用もありませんので、ビル側で装備してレンタルするというサービスも検討するに値します。
◇バソコンソフトの提供
テナントは業務上必須のソフトは自前で用意しますが、その他の便利ソフトは省く場合が多いので、代わってビル側でライセンス契約を取ってテナントに提供するサービスもあります。これは技術的な問題も含みますので、対象となるソフトは限定されますが、テナントの社員にとってはありがたいサービスにはなります。
上記以外にも、中小ビルのテナントにとってはいろいろなIT関連サービスが考えられますので、費用対効果を勘案しながら検討するとよいと思います。
なお、IT関連以外でも、共用応接室・打合場所の提供等のサービスも考えられますが、これらのサ−ビスを実施する前提には、ビル内にLAN(構内通信網)を敷設し、 テナントがLANを利用してアクセスできるようにしてオーナー側の負担を軽くしておく必要もあります。 従って、光ケーブルの引き込みを検討する必要がありますが、これからのテナントサービスにはプロードバンド環境が不可欠とも言えます。

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