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2003. 3.13 Up Dated.
−新しいオフィス形態の出現−    

サービスオフィス

サービスオフィスとは、テナントに対する様々なサービスを提供するオフィスビルや、SOHO(Small Office Home Office)等を対象にしたオフィスビルの総称です。
従来のオフィスビルのように、専有部分を一定規模に区切ってスケルトン貸しをする貸しビルに比べて、サービスオフィスでは付加価値サービスの提供を特徴としています。

付加価値サービスの内容は多岐にわたりますが、日本では新しい貸しビル形態のため、定番と言ったメニューが定まっていません。
専有部分に対する付加価値サービスでは、高級賃貸マンションの分野で「サービスアパートメント」という考え方が以前からありましたし、バブル以前から、分譲マンションで専有部分サービスメニューが提供されました。しかし、このような有償サービスの利用度が低く、今日では後退しています。

貸しビルにとっても、マンション分野での付加価値サービスの実態を把握した上で 今後の展開を考えた方がよいと思われます。 単に、付加価値サービスの多メニュー化を図るのではなく、実際に需要のあるサービスに絞込みサービス内容を充実することが、付加価値サービスの要諦となります。

例えば、外部業者を紹介したりするメニューを多くしても、実際の利用率は多くはありませんし、他との差別化もできません。 付加価値サービスでは、そのビル特有のサービスを考えることが基本となりますので、 IT関連が有力候補となります。

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