トップ
2005. 3. 3.Up Dated.
J-REIT関連ビジネスの地方への広がり
  
先日、不動産マネジメントフォーラムという不動産証券関係の有料合同セミナーがありましたが、毎年1回開催されるということもあって、かなりの盛況でした。
このフォーラムは今年で3回目になりましたが、年々参加者が増えつづけていて、今年はほぼ満員という状況です。
特に、目立つのはJREITを対象とした物件開発を目指す、デペロッパー、ゼネコン、不動産関係業者等ですが、地方からの参加も多くなっています。
地方からの参加者の方の話を聞きますと、政令都市であっても不動産証券関係の情報が不足しているのと、関連プレイヤーがいないため、生の情報が得られないという声が多いようです。
一方、不動産証券関係のセミナー開催者からは、大阪であっても、不動産証券関係セミナーの参加者の数は多くないという話も聞きますので、このままでは当分情報の東京集中が続きそうです。
既に、JREITと私募ファンドを合わせると4兆円以上の資産規模を持っている不動産証券ビジネスが一極集中になっている現状は、決して好ましくありませんので、もう少し地方都市への啓蒙普及活動が必要だと感じています。
そのためには、各地の商工会議所等の団体がバックアップするのも有効ですが、不動産ビジネスというと余り積極的にならないという点と、不動産証券ビジネスが行政主体ではないということが地方にとってネックなのかもしれません。
次へ >>