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2004.10.29.Up Dated.
REITのイベント
  
10月27日払込の「グローバル・ワン不動産投資法人」の増資が好調裡に完了したようです。
今回の第一回目増資は、28,000口、810,460円/口の公募価格により、投資法人は約219億円(投資法人の手取金)の出資金を得て、増資と併せて行なった「近鉄大森ビル」の売却資金(56億円)を加えて約251億円の借入金を返済しました。
この秋には、新規上場の予想もありましたが、新規上場が噂されていた「東京オフィスファンド投資法人」(住友不動産系)等の上場も遅れる様子です。
最近のJREIT株価は軒並み高くなっていますので、株価を押さえるには、増資や新規上場のイベントが続く必要がありますが、今のところ、「日本レジデンシャル投資法人」の増資以外の有効な冷やし玉がありません。
現在のJREIT株価は、需給関係のアンバランスにより高騰していると考えられますので、出来れば、今秋に大型銘柄の上場などのイベントも欲しいところです。

一方、来年度以降の上場組として、新日鉄・王子不動産・住信3社による資産運用会社が設立されたのと、初の地方版REITとして、上場に向けて準備中の「福岡リート投資法人」の動きも活発化しています。
また、「阪急リート投信」の上場準備も進んでいるようですし、「森ビル」も来年度の上場を目指していて、 来年のJREITのイベントは活発化しそうですが、新聞報道によると、金融庁がJREITの認可の規制を強める方向にあるとのことなので、株価を押さえる程のイベント効果がなく、このままJREIT株価が高留まりする可能性があります。
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