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J-REIT向けの物件供給
  
このことを理解している運用会社もありますが、物件取得競争によって高値取得も止むを得ないというところもあるようです。
特に、商業施設の場合では、何よりも日本リテールファンド投資法人の取得動向が大きな影響を与えます。
この銘柄が資産取得に際して慎重な姿勢を堅持すれば、商業施設のキャップレートの低下は防げますが、逆に、買い進むようになると商業施設のキャップレートは供給側が望む価格に向って高騰します。
やや大袈裟に考えれば、日本リテールファンド投資法人が商業施設の価格を形成する力を持っているとも言えるのです。
不動産は、開発者や取得者の意図と違って価格が独り歩きすることもありますので、今日の不動産市場ではJREITは大きな買い手になったという自覚を持って、広い視野で見て、自分達の影響を考えながら資産取得を行ってもらいたいと願っています。
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