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2024. 3.22.Up Dated.
世の中の動きに惑わされながらも

 昨日の日経平均株価は再び4万円台に突入し40,003.60円になりました。
一方、米国のNYダウは過去最高値を更新し39,512.13ドルになりましたが、どう見ても一般の景気動向の感覚からは外れています。
ヤフーに掲載されていた、一般の人の景気判断では約70%の人が景気は悪くなっていると答えていますが、これが普通の感覚だと思います。
これだけ人々の感覚から乖離して株高が続くのは何故かと疑問を持ちますが、あれこれと理屈をこねまわすより、単純に株価はフェイクだと考えた方が理に合います。
そして株高が続く一方で、東証REIT指数は冴えず、3/5~3/14までは1,600ポイント台にまで下がっていました。更に言えば、今年に入ってから日経平均株価と東証REIT指数は逆相関で動くようになっていて、日経平均株価が上がると東証REIT指数は下がるという推移になっています。
元々過去は日経平均株価と東証REIT指数は順相関で動いていましたが、同じ投資商品でもあり、投資家も株式投資家の一部がREIT投資も行っている状態ですから、日経平均株価が上昇すれば東証REIT指数も上がり、株価が下がれば下がるという通常のパターンで動いていました。
その関係が今年に入ってから逆転して、東証REIT指数は株価とは逆の動きになっていますが、REIT市場は株式市場の5%程度の規模しかありませんから、独自に相場を形成出来る市場でもありません。
従って単純に日経平均株価上がれば逆に下がるという動きになっているのだと考えられます。
そこで何故そのような動きを示しているのかを考えると、どちらかが正常な動きを表しているのか、それとも両者ともフェイクながら、景気実態に近い形で東証REIT指数が動いているのではと考えられます。
逆に、東証REIT指数が上昇して株価が下落すれば、世間に対してのインパクトは桁違いに大きくなりますが、今のように東証REIT指数が下がっているだけでは関心を集めませんから、大きな混乱を回避しつつ景気の実態を少しずつ明らかにするという点では妥当な方法だとも言えます。
勿論、東証REIT指数の動きが実態でその他の指標はフェイクだと断じている訳ではありませんが、マイナーな投資指標である東証REIT指数を使ってヒントを出しているとも考えられなくはありません。
今の世の中は何を見て判断するかによって見方が変わってしまいますが、必ずしも人数の多い方の見方が正しい訳ではありませんから、自分なりにじっくり考えてみる必要がありそうです。
偶々REITというマイナー市場に注目している人は、他の人が知り得ないヒントを貰っているとも言えますから、貴重な情報としとて捉えるか、それとも東証REIT指数はフェイクだと断じてしまうかによって変わります。
尤も東証REIT指数のようなマイナーな指標に手の込んだ仕掛けするのも変ですから、もしかしたら東証REIT指数が実態に近い状態を表しているとも考えられなくはないのです。


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