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2023. 9. 15.Up Dated.
何かおかしいと感じることから始まる

 今の世の中で何かおかしいと感じる人も居ると思いますが、一方で特に変わってはいないと自分自身を納得させる人も居ます。大抵の人はコロナによって色々な分野で変化が起きていると感じていると思いますが、その変化は多方面に亙っていて、比較的緩やかな変化もありますから、慢性化して感覚が鈍くなるという事もあると思います。
変化を一つ一つ挙げるときりがありませんが、今回は統計データから見てみようと思います。

先ず政府が発表している日本の死亡者数の推移ですが、コロナ前は年間の死亡者数は120~130万人で推移していましたが、2022年は155万人と一挙に増加しました。 2023年も前年と同様か又は上回る水準になりそうですから、2022~2023年の2年間で約300万人以上の死亡者数になりです。
大東亜戦争での日本の死亡者数は官民合わせて200~250万人と言われていますから、直近2年間でそれを上回ります。
これはどういう事でしょうか? 過去の年に比べると、この2年間の超過死亡者数は70万人程度になりますが、総数では先の戦争による死亡者数を上回っていますから、何が起きているのかという大いなる疑問が生じます。死亡者数で見れば戦争状態と同じとも言えますが、日本が戦争状態になっていると考える人は少ないだろうと思います。
また救急車出動回数が激増していて、これもデータに表れています。感覚的にも救急車のサイレンが日常的に頻繁に聞こえていますから、これもコロナ前に比べると異常です。これらも含めて一体何が起きているのかという疑問が湧き上がります。
勿論現時点でこの原因と背景を明確に解説することは出来ませんが、少なくとも体調が悪化している人が増えていて、死亡する人も増えているという点はデータからも明らかです。
2022年から死亡者数が激増した背景としてコロナを挙げる人も居ますが、この説明だとコロナウィルスではなく、ワクチン接種が原因となります。即ちワクチン接種の副作用に因る死亡によって死者数が増えてしまっているという見方になります。
この視点で身の回りを見ると、私の近所に2年前に葬儀等を行う小規模な葬祭場が出来ました。確かに今は繁盛していますから、これだけでも世間では死者が増えているのではないかと感じます。
これらを高齢者人口が多くなっている為だと思う人も居るかもしれませんが、人口構成の高齢化を織り込んだ政府推計の死亡者数を2022年は大きく上回っていますから、高齢化社会だという説明は妥当ではありません。それに体調不良を訴える人はシニア層だけでなく、現役世代の人にも数多く見られますから、何故日本の国民が不健康になってしまっているのかという問題もあります。
これらについて明解に解説しているのはありませんから、疑問があれば個人で調べてみるしかありません。 従って、どういう見解になるかは個々人よって違ってくると思いますが、それを人相応分相応の見解だとも言われています。その人の持っている資質と精神性によって異なった見方になるので、他人との答え合わせが出来ないだろうと思います。 兎に角こんな時代に私達が生きているのは事実ですから、先ずこれをどう受け止めるかという事から出発するしかなさそうです。


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