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2023. 7. 7.Up Dated.
古典的な話が新たに浮上

 最近の量子力学の話を聞くと、従来の常識が覆ることが多いです。量子力学などの最先端科学では、この世界は多次元と定義されているようですが、私達の居る3次元以外にも複数次元があり、11とか12次元が存在しているとされています。これらの次元が同時に存在しているようですが、私達のような3次元存在には他の次元を認識することが出来ないようです。
昔から人は死んだらあの世に行くとも言われていますが、それは4次元へ行くという意味だとも捉えられます。 霊なんか存在していないと頭から否定する科学者やその信奉者も居ますが、私は若い頃の自分の経験によって霊は信じるようになりました。母方の祖母が入院していて、母はその病院に行って、私が一人で留守番していた時に、門の引き戸が開き、続いて玄関の扉が開いたので、祖母が持ち直して母が一旦帰ってきたのだと思い待っていましたが、誰も来ませんので、不思議に思って玄関と門を調べたら開いた形跡がありません。もしかしたらと思い直ぐに病院に電話したら、たった今祖母が息を引き取ったとの事でした。所謂虫の知らせという事ですが、祖母が我が家に挨拶に来たのだと分かりました。
私は霊感がありませんし、こんな体験も初めてですから、人は死ぬと霊になるのだなと理解しました。
所が最近色々な話を聞くと、どうやら人間の本体は霊体であって、肉体は現次元で活動する為の入れ物という事が言われています。もしそうであれば、人間の死とは入れ物である肉体の機能停止であり、本体である霊体が分離して4次元へ行くという解釈になります。 魂が抜けて自分の肉体を見ているという話は数多く聞きますが、これも納得がいくことになります。
このように考えると、人間は輪廻転生するという仏教の教えもあながち嘘ではなさそうです。仏教では六道(天道・人道・畜生道・修羅道・餓鬼道・地獄)に転生すると言われていますが、実は人間は人間として何れ同じ3次元に転生するようなので、死とは次の転生に向かう通過点のようなものだと考えられます。
勿論死んで霊体になっても仏になる訳ではなく、生きていた時の感覚と意識のまま霊体となるようなので、死は進化ではなさそうです。
なお、転生とは新たな入れ物である肉体に霊体が宿ることなので、脳に過去世の記憶はないようですが、霊体には残っているらしいものの、私達は自分の本体を肉体と思っていますから、前世の記憶はないようです。もし自分の本体が霊体と認識出来れば過去世の記憶も蘇るのかも知れませんが、何度も何度も転生してきた記憶は沢山ありますから、多過ぎるのも困ります。
では私達は転生して生まれて人生を送るのかですが、これは霊性の進化を目的としているとの事です。
霊体が4次元から上昇し、その上の次元を目指す為の修行のような過程が人生だという事です。
以前から、私は死ぬまで学びが続くと考えていましたが、これは甘い考えで、死んでも次の世で、また学びが始まるようですので、休む間もなさそうですが、新たな知恵が付くのであれば頑張れそうです。


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