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2016. 6.17.Up Dated.
5月の投資口取引動向
 
 東証が発表した5月のREITの投資口取引動向を見ると、2月から3ヶ月連続で大幅買越しを続けていた外国法人が売越しに転じました。
売越額は314億円で、2~4月の合計買越額2,617億円の12%なので、それ程の金額ではありませんが、一旦投資態様が売越しになると続く可能性があります。
現に6月の東証REIT指数の推移を見ると、1,900ポイントを割り始めていて、直近では1,800ポイント台前半まで下がっていますから、恐らく6月も外国法人は売越しているのではと推測されます。
一方、5月の買越主体は証券会社・投資信託・日銀の三者ですから、外国法人の売りの勢いが強まれば支えきれません。そんなことで東証REIT指数がジリジリと下がっているのではないかと思われます。
但し、今後一挙に相場が崩れるとは考えられません。
相場が急落すれば大幅買越しを行った外国法人に含み損が発生しますから、それを避けるためにも緩やかな調整になるように外国法人自らが売りをコントロールするはずです。
次に、5月の買越しを見ると、証券会社が215億円買越していますが、これは前月の買越額の55%増しですので、外国法人の売りのカウンターになっています。
尤も、5月には日銀が144億円買い入れていますから、証券会社の買越額の60%以上は日銀が引き取ったのかもしれません。
日銀のREIT買入枠も既に半分近く使い切っていますから、このまま外国法人の売りが続けば、証券会社も日銀を当てにした買越しの勢いが低下しますので、何処かでもう一段相場が調整される可能性があります。
私の予想では例年の動きから見て8月ではないかと予想していますが、変わり身の早い証券会社ですから、もう少し早まるかもしれません。
こうなると、ようやくREITの投資タイミングになりますから、今秋以降はREIT投資の本番になるかもしれません。
勿論、相場の趨勢だけを読んでもREIT投資は出来ませんが、そろそろ本腰を入れて銘柄選別情報を仕入れる時期ではないかと思います。

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