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2015. 6.19.Up Dated.
セミナーの準備

 先週はコラムの更新がなく、定期的にご覧頂いている方にご迷惑を掛け申し訳ありませんでした。特に何かあった訳ではなく、投資家セミナーの準備に没頭していた為です。
今月末と来月初めの2回に亙って投資家セミナーを行うため、そのテキスト作成に夢中になって、コラムを失念してしまいました。
私はセミナーが決まると1ヶ月前から準備に入りますが、ここ1~2年でボリュームがどんどん増えています。今回のセミナーで配布するテキストは、本文はA4で30頁、約2.6万字、更に添付資料が22部の量になります。
セミナーの度にこれらのテキストと添付資料を新たに作成するので、どうしても1ヶ月は掛かりますし、その間にもデイリーの仕事(連載原稿の作成、資料の収集と分析等)がありますから、セミナー前の作業は没頭しないと間に合いません。
投資家セミナーの他にも、専門家セミナーも行いますが、こちらは更にボリュームが増え、資料も多くなりますので、専門家セミナーは年間1~2回位しか開催出来ません。
尤も、私はこれらの資料作成は苦ではなく、寧ろ楽しさを感じます。今まで漠然とした部分がデータの分析によって明らかになりますし、それらのデータに基づいて考察を進めるのも楽しいです。
それにしても、投資家セミナーで22部もの表やグラフが必要なのかという意見もありそうですが、確かに正味3時間弱では、テキストを読みながら添付資料を読み込むのは無理かも知れません。
それでも、REIT投資は論理的考察をベースにするというのが、私の最初からのポリシーですから、最初に行ったセミナー(2002年)から資料を添付していて、その量はREITのデータの蓄積と伴に増えています。
データ分析資料は読み方によっては異なる見方も出来ますから、私の解説以外の傾向を読み取ることも可能だと思います。
そのような事から、セミナーではグラフや分析表をなるべく添付するようにしています。
但し、投資家セミナーでは余り専門的なデータは添付していません。投資経験のある方なら理解出来ると思われる範囲のデータにしていて、専門家セミナーのようにその分野の知識や経験がないと理解が難しいというデータは避けています。
それでは、初心者はどうなのかですが、これも私の最初からの考え方で、合理的判断を好み論理的な考察を多とする人ならば理解出来ます。
投資とは合理的な考え方と判断で行う行為というのが私の主張ですので、この感覚を共有出来る人にとっては参考になるのではないかと思っています。

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