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2011.12.30.Up Dated.
年の瀬のご挨拶
 
 今年は30日が金曜日なので、これが本年最後のコラムになります。
2011年は何と言っても東日本大震災が最も大きな出来事でしたが、私も震災後3ヶ月は仕事が全く手に付かず、仕事を再開したのは夏でした。
地震と大津波による甚大な被害に続いて福島原発事故が起きたことが、余計にショックを大きくしました。原発事故については、当初から人災の可能性を感じましたが、先日の事故調査委の中間報告でも、人災的な要素が指摘されています。 報告書の詳細な内容は知りませんが、数10年前に作られた「チャイナ・シンドローム」という映画を見ると、まさに福島原発事故と同じような場面もありますから、人間は同じような事を繰り返すものだと思います。
一方、津波は天災ですが、あれだけ大きな津波が襲ってくるとは大半の人は予想していなかったと思いますが、これにより多くの人命が失われ、未だに行方不明になっている人もいますので、改めて自然災害について考えさせられました。

これだけ大きな不幸に会いましたが、私はこれを機に海外の見方を知るために海外サイトを見るようになりました。最初は日系人の日本語サイトでしたが、徐々に英文サイトも見るようになって、学生時代以来の英訳も試みるようになり、英文でも大体の意味は分かるようになりました。また閲覧したHPの中にアマゾンの海外サイトの事が書かれていたことで、米国アマゾンと英国アマゾンを見るようになり、ここでもレビューを読むようになりました。こうして英文に少しずつ親しむようになると、何となく意味は分かるレベルまでには直ぐに到達します。 今は海外サイトに英文での問い合わせをして、何度かやり取りする処までは出来るようになりました。
尤も、英語の文章としては拙いものですが、それでも意味は十分に伝わりますし、向こうもこちらから言わなければ、日本からだとは気が付かないようです。これは英文レビューを見ていても感じますが、必ずしも完全な英文でないものも多々あります。 どうも私達日本人は完全な英語でなくてはならないという脅迫観念が強過ぎるのかも知れません。 意味さえ通じれば良いという所から始めて慣れて行けば、もう少し気楽に英語に親しめるのかも知れませんから、来年は米国アマゾンにレビューを書こうかと思っています。また、円高を活用して海外からの購入も続けるつもりなので、英文でのやり取りも増やしたいと思います。もしこれを数年続けられれば、学生時代より英語力が向上するかも知れないと期待しています。

年末に個人的な事ばかりを綴りましたが、来年はTPPの交渉も本格化しますので、気持的には海外に向かっていきたいと考えています。
この1年間のご愛読を感謝申し上げまとます伴に、良いお年をお迎えになれるようお祈り申し上げます。

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